アジアン雑貨大好き店長の買い付け旅行記

アジアの伝統的な雑貨に魅せられた店長チザワがマレーシア・ベトナムなどへのアジアン雑貨の買い付け旅行の記録です。

「(4)ウルスナガン村での商品開発編」アジアン雑貨買付旅行 in マレーシア 2015.11

●はじめに●
2015年の11/7~11/18までマレーシアにアジアン雑貨買い付けの旅に出ておりました。
今回の3つのミッションがあり、ジャングルの中にあるウルスナガン村での商品開発、クチンでのビーズ探し、ケダ州障がい者支援施設での商品開発です。
出国から帰国まで、何回かにまとめて投稿する予定です^^
それではご覧くださいませ。


今回までの話はこちらです。

 

本日は、「(4)ウルスナガン村での商品開発編」です。

 


◆センターにて

ホームステイしている家から少し離れた場所にセンターがあり、そこには村の人達が集まり、伝統工芸を生かしたモノ作りを行っています。

センターに来ていたみんなと一緒に(^^

 

 


◆センターでのモノ作り

これまで、この村には3年間で3回きています。
最初に来た時は全く話も聞いてくれず、作られていた製品も品質のバラつきが多く、売りたいと思うものは限られていました。
それでも根気強く接して関係が良好になってくると、こちらの要望も受け入れてくれるようになってきました。

以前は竹細工の色づけも化学塗料を使っていましたので、せっかくの伝統的な竹細工がちょっと残念な感じになっていましたが、天然素材の染料を使う事を勧めて、今回3色まで使えるようになっていました(^^

 

 


◆「松阪もめん」とのコラボレーション

地元松阪の特産物のひとつである「松阪もめん」を持って来ました。
松阪の伝統工芸である松阪もめんと、マレーシアの伝統工芸のひとつの竹細工のコラボレーションを考えています。
まずは色々を試作してみてどんな商品にベストマッチするか模索する段階です。
2つの国のそれぞれの伝統工芸のコラボで、ワクワクしています(^^

 


◆ルオンの実のネックレス

ルオンの実は、直径7ミリくらいの丸い実で、乾燥させて穴を開けるとビーズみたいに使えます。
その実は、現地では「魔よけの実」として利用されていて、赤ちゃんが生まれると、その実で作ったアクセサリーを赤ちゃんの身体に巻きつけて悪魔が寄って来ないようにする風習があります。
このルオンの実と、もうひとつの木の実(名前は失念してしまいました)を使って、何か作れない?と相談されたので、手持ちの紐を使ってネックレスを作りました。
作った後は、いろんな人から作り方を教えて欲しいとお願いされて、かなりの量を作りました。

 


◆子供たちと

今回、日本から、折り紙や千代紙、和紙を持ってきました。
村の子供たちと交流しようと思い持ってきたのですが、子供たちは難なく鶴などが折れてしまう!

理由を尋ねると、以前、体験学習として日本の高校生が数日間、村での生活をしていたらしく、そのときに教わったようです。
最近は、こういう場所での体験学習ができるのですね!!おどろきです。

 

 


◆課題と予定

次回は春先にこの村に来る予定です。
それまでに竹細工のバッグを試作してもらうのと、あとインテリア製品(まだヒミツです!)を試作をお願いしました。
この子達とまた会えるのもすごく楽しみです(^^

 

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次回はウルスナガン村での滞在を終え次のミッションです。「(5)クチンでのビーズ探し編」の予定です。
お楽しみに^^


【店長紹介】

店長:ちざわ

アジアの伝統的な雑貨に魅せられて地元三重県松阪市にアジアン雑貨店の「アジアイロ雑貨店+Matahari+」をオープン。マレーシア・ベトナムなどへ自ら赴き、現地の人々との交流を大切にしながら、卓越したハンドクラフト製品などを仕入れて販売しています。

 

アジアイロ雑貨店+Matahari+
http://aziairo.com
松阪牛で有名な三重県松阪市にあります。
マレーシアをはじめ、アジア各国で直接仕入れた雑貨を中心に販売しています。
取り扱っている雑貨は、ビーズ・シルバー・パール・天然石を使った指輪、ブレスレット、ネックレスなどのアクセサリー類、服、スカーフ、バッグ、財布、履 物、カリンバなどの楽器、食器などのキッチン用品、猫や象などをモチーフにしたインテリアグッズ、籐製品など店内に所狭しと並べています。お近くにいらし た際には是非お立ち寄りくださいませ。