アジアン雑貨大好き店長の買い付け旅行記

アジアの伝統的な雑貨に魅せられた店長チザワがマレーシア・ベトナムなどへのアジアン雑貨の買い付け旅行の記録です。

アジアン雑貨買い付け旅行③ IN マレーシア

三重県松阪市でアジアン雑貨店「アジアイロ雑貨店+Matahari+」を営んでいるチザワです。

商品を仕入れにアジア各国に飛び回っていますが、今回は、はてなブログを始めるにあたり、ちょうど、今週のお題「海外旅行」となっていましたので、5月29日から6月8日まで行っていたマレーシアでの買い付け旅行の話を。

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片道3時間のジャングルの村へ

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6月1日。
昨日まで一緒にいた3人とは別れ、今日はわたらいくん(村落開発関係のお仕事)とマレーシアの現地スタッフ3人と合流して、ジャングルの村である「ウルスナガン」へ向かいます。
このウルスナガンは現地の地図にも載っていないくらいの小さな村です。
途中のケニンガウまでは舗装道路なのですが、そこからは砂利道で1時間かかります。
当然普通の車では無理で、4WDのしっかりした車で移動します。

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このあたりは全体が世界遺産国立公園なのですが、ギリギリの場所でジャングルを開墾して、ゴムの木を植えていました。政府と中国企業が行っているようです。
マレーシアも外貨を得るためにいろいろ画策しているようですが、このような姿を見るとすごく悲しい気持ちになります。

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ようやくウルスナガンに到着。
お昼前だったのですが、昼食もとらずに村の人達と商品開発についての打ち合わせです。
どこの村でもそうなのですが、何か売るものを探している状態です。
地域ごとに特色を生かして物づくりをしているのですが、この村には致命的な問題があります。
それは、自然保護区の中にあるということです。
つまり、生活の為とはいえ、材料のために伐採などができないのです。
そのため現地の人もマレーシア政府も、私たちのような外部の人も手をこまねいています。
私もこの村に何度も足を運び、ようやく村の人たちに受け入れてもらえるようになりました。
少しずつですが着実に進んでいます。
私の想いは、この村に伝わる伝統工芸を生かした商品を作り、フェアトレードして販売する事です。

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私もクラフトをするので、その技術を教えています。

もちろん帰りも片道3時間

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夕方にホテルに向かいます。もちろん帰りも片道3時間かかります。
道路には写真のように川が流れている箇所があります。
スコールの後?いいえ、いつもこうなんです・・・。
この川のような状態が普通なので、4WD車のような車でないと渡れません。
帰り道ではスコールに遭遇しました。
スコールの後であれば、あの川は渡りきることができず、水が引くまで諦めるしかありません。

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バケツをひっくり返したような雨、雷・・・。
4WD車でも不安になってきます。
悪路のため写真を撮る事もままなりません。
(なので写真は貴重な一枚です^^)
夜遅くにホテルに到着。
その日は夕食もとらずに就寝。
結局食事は朝だけでした。

片道1時間半の楽しい空の旅・・・のはずが

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6月2日。
コタキナバルから飛行機(マレーシアエアライン)でクチンに向かいます。
約1時間半のフライトです。
クチン空港までは順調でした。
空港近辺は悪天候だったので少し心配です。
機内の到着予想時間を示すモニターには「あと1分」となっていましたが、着陸せずにgo aroundとなり・・・。
あと1分が2分、3分と増えていく事態に。そのまま上空を旋廻していました。
CAさんのアナウンスの「シートベルトをしてください」という声が不安感をあおります・・・。
よほど不安そうな顔をしていたのか、隣に座っていたおじさんから「Can I help you?」と心配される始末。

およそ1時間後に無事着陸。
結局2時間半のフライトになりました。
どうやら原因は車輪が出なかったためらしいです。(理由がわかっても怖い)
胴体着陸のために燃料を減らしていたらしいということも聞きましたので、うまく車輪が出てくれてよかったです。

夕方は街を散策・・・のはずが

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フライトで余分な時間がかかったのと、到着後もなかなか荷物が受け取れないという踏んだりけったりな目に会い、結局、夕方にクチンの街を散策する予定がキャンセルとなってしまいました。
空港からタクシーでホテルに入ったら、そのまま就寝となりました。

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ホテルの近くから。
美しい風景を見ると、身体の疲れも少し楽になりますね。


この日は移動だけで終わってしまいました。

次回は、クチン市内でのサラワクビーズの買い付けです。

アジアイロ雑貨店+Matahari+

http://aziairo.com

松阪牛で有名な三重県松阪市にあります。
ガラスビーズ、トンボ玉、天然石もたくさんあります。
オリジナルのアジアン雑貨を自分で作りたい!という方には店舗でのアクセサリー講習もしています。
バッグ、キッチン用品、インテリアグッズ、小物、トップス、履物、籐製品などなど、小さいお店ですが所狭しと商品を並べています。カリンバなどのアジアン楽器も置いてます!

 

アジアン雑貨買い付け旅行② IN マレーシア

三重県松阪市でアジアン雑貨店「アジアイロ雑貨店+Matahari+」を営んでいるチザワです。

商品を仕入れにアジア各国に飛び回っていますが、今回は、はてなブログを始めるにあたり、ちょうど、今週のお題「海外旅行」となっていましたので、5月29日から6月8日まで行っていたマレーシアでの買い付け旅行の話を。

 

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サンデーマーケットは人だらけ

5月31日。

コタキナバル市内。
まずは毎週日曜日に開催されるサンデーマーケットに向かいます。
サンデーマーケットではありとあらゆるものが売られています。
飲食や雑貨クラフトはもちろん、衣類や布団、植木なんかもある何でもありのバザールです。
会場はとにかくたくさんの人で前に歩けないほど!
こんなにたくさんの人は一体どこから来たの?!と信じられないくらい来ます。写真は人がいないところですが・・・。

 

ここでは、モノを買うときにはポイントがあります!
それは絶対「値切る」こと。
さらに値切り方にもポイントがあります。
マレー語で値切りましょう^^
普通に商品に対して「How much?」と質問したときの値段と、マレー語で「Berapa ini?」と質問したときの値段が違います!(マレー語で聞いたときのほうが安い!)
もちろん、答えもマレー語で返ってきますから、マレーシアで安く買い物をしようと思うなら、簡単なマレー語は覚えていったほうがいいですね。マレー語は日本人にとっては比較的簡単に習得できます。
なぜなら、単語はローマ字読みでもだいたいイケてしまうから!
先ほどの「Berapa ini?」(これいくら?)は、「ブラパ イニ?」です。
なんとかなりそうな感じですよね^^

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ナマコ石鹸はマレーシアのお土産として有名ですね。
レモングラスの爽やかな香りがするので、芳香剤としても利用できます!

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持ち手が4本あるのですごくシッカリしています。
だけど持ちにくくないという優れものです^^

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ターコイズのブレスレットとイヤリング。

 

現地の友人たちと合流!

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現地で活動している日本人の友人たちと合流しました。
あずまさん(旅行代理店のお仕事)、ちえちゃん(現地で営農指導しています)、かよさん(マラッカで障がい児教育をしています)の3人と合流。3人ともマレーシアに住んでいるくらいなのでとても心強いです。
みんな揃って、近況報告など情報交換しながらランチしました。
写真は、好きなフルーツを選んでジュースを造ってくれるお店。私は、パッションフルーツ、マンゴー、バナナのドリンクを作ってもらい7リンギット(260円)でした。
選ぶフルーツで料金が変わってくる仕組みです。

 

いざカアマタンへ!

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カアマタン(収穫祭)は、コタキナバル郊外にあるKDCAという施設で行われています。
写真はその門で、両脇には2日目に仕入れた楽器「サンポトン」を模したモニュメントがあります。
この日だけ、ボルネオの先住民族の部族のみなさんが村から出てきてくれます。
大きく分けると、イバン族、ウル族、ルングス族、カダザン族の4部族です。
これらの皆さんのクラフトを一挙に見る事ができました。さらに実際に作っているところも見れて感動です。
(普段はもちろん別々の地域で暮らしているため、それぞれ見にいくことはとても困難です)
また、民族衣装や踊り、楽器の演奏なども見る事ができました。

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 現地の人は「ドラ」と言ってるこの楽器。
未だに正式な名前がわからないのですが・・・。
とても欲しい!けど、これは全部必要なので、持って帰るとなると大変な労力が・・・。
音階もドレミでなく、現地の音階です。

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すばらしい民族衣装と私。(もちろん私は民族衣装ではありません)

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このような衣装を見ると、ネイティブインディアンとどこか通じているのではと想像してしまいます。
どこか深い部分では繋がっているのかもしれませんね。

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伝統的な方法での布を織るところが見られました。

 

タンジュアル海岸にて

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夕方は、タンジュアル海岸に向かいました。
近隣にはホテルやオープンレストランもあるリゾートです。
すごくおすすめですので是非足を運んでください。
だいたいコタキナバル市内からタクシーで30リンギット(1050円)で来れます。
周りはカップルや家族連れが多いです。
女同士、男同士、一人で来ると少し寂しい気分になるかもしれませんが・・・。

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海岸ではしゃぐ現地の子供。
とてもいい笑顔だったので撮影させてもらいました^^
家族と一緒にいる姿も見ましたがとても愛されているなあと感じました。

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これを見に来ました^^

仲間と夕食

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ホテル下の火鍋屋さんで夕食をとりました。
マレーシアも実は危険な地域があります。(ボルネオ島東側海岸部など)
外務省の渡航情報でも立ち入りを制限しています。
ちえちゃん(農業指導のお仕事)も、その地区の一つのサンダカンというところにいたのですが、今は危険回避の為、コタキナバルまで戻ってきており、現地での活動の難しさを聞きました。

カアマタン(収穫祭)ではたくさんの収穫がありました。
ですが、カアマタンでマレーシアの光の部分を、ちえちゃんとの話でマレーシアの影の部分を見た気がします。

 

次回は、仲良くなった人を訪ねにジャングルに行った話です。

アジアイロ雑貨店+Matahari+

http://aziairo.com

松阪牛で有名な三重県松阪市にあります。
ガラスビーズ、トンボ玉、天然石もたくさんあります。
オリジナルのアジアン雑貨を自分で作りたい!という方には店舗でのアクセサリー講習もしています。
バッグ、キッチン用品、インテリアグッズ、小物、トップス、履物、籐製品などなど、小さいお店ですが所狭しと商品を並べています。カリンバなどのアジアン楽器も置いてます!

 

アジアン雑貨買い付け旅行① IN マレーシア

三重県松阪市でアジアン雑貨店「アジアイロ雑貨店+Matahari+」を営んでいるチザワです。

商品を仕入れにアジア各国に飛び回っていますが、今回は、はてなブログを始めるにあたり、ちょうど、今週のお題「海外旅行」となっていましたので、5月29日から6月8日まで行っていたマレーシアでの買い付け旅行の話を。

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マレーシアに行く3つの目的

一つ目の目的ですが、今回、この期間にマレーシアに行くのには理由があります。
それはマレーシアのボルネオ島にあるサバ州の都市コタキナバルで行われる「カアマタン」と呼ばれる収穫祭を見る事です。
この祭りは、5月の1ヶ月間をかけて行われます。料理や美女コンテストや踊り、演奏、屋台、バザールなどで朝から夜中までものすごく賑わいます。
30日、31日の二日間は祭りのファイナルなので、それに合わせてスケジュールを組みました。
祭りではたくさんの先住民族がバザールを行っていますから、一度にたくさんの雑貨を見る事ができるのでとても効率がいいのです!

二つ目の目的は、仲良くなった現地の村の人達と商品開発に取り組んでおり、それを更に加速させるための訪問です。

三つ目の目的ですが、それはマレーシアを満喫することです^^

マレーシア旅行の3種の神器と3つの対策

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マレーシアは熱帯です!なので必須な持ち物と対策があります。

3種の神器としてまとめました。
一つ目は「虫よけスプレー」。対策でも後述しますが、蚊から身を守ります。

二つ目は「胃腸薬」。これは海外旅行に行くならみなさん持っていきますよね。

三つ目は「抗生物質(薬)」。現地でケガ(細菌感染)などをしたとき、抗生物質を用意するのは簡単ではありません。渡航することを医師に相談すれば処方してもらえます。

3つの対策です。
一つ目の対策は「予防接種」。狂犬病、A型肝炎、C型肝炎などの予防接種をしておきます。

二つ目の対策は「マラリア対策」。実はマラリア予防は注射を1回だけすればいいというわけではありません。2週間前、1週間前、現地では毎日、と服用する薬が必要です。(私はジャングルに行くので必須なのです)

三つ目の対策は「熱中症対策」。湿度が高く、気温も平均35度くらいあります。今回は、塩あめをたくさん用意しました。あとは帽子ですね。

コタキナバルに向けて出発

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5月29日に関西国際空港から出発。
マレーシアエアラインで、マレーシアのクアラルンプールに向かいます。
関空からクアラルンプールまではおよそ7時間のフライトです。
クアラルンプールに到着し、すぐコタキナバルに向かいます。
同じくマレーシアエアラインで2時間半のフライトです。
コタキナバル空港からはホテルに一直線。
自宅からホテルまでは12時間以上かかり、その日は何もできずに就寝しました。

コタキナバルでの買い付け

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旅行2日目の5月30日。

コタキナバルには、行きつけの卸問屋さんがあるので、まずそこに向かいました。
ここは誰でも行けるわけではなく、ショップ運営者であることの許可が必要です。
ここではいくつかの商品を仕入れましたが、おすすめはバンブー製の大きな風鈴です。

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ジャランジャランと心地よい音が出ますので、ご自宅でアジアンな雰囲気を味わいたい方におすすめです。

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そしてサンポトンという楽器。いくつか仕入れたのですが、残念ながらすでに全品 SOLD OUTです。
この楽器はひょうたんと竹を使っていて、そのひょうたん部分がデリケート。
運送がたいへんなので、たくさん持ち帰れないのです。

◆おいしいバクテーを求めて

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「バクテー」は豚肉を煮込んだ料理で、現地ではファストフードのようなものです。
今回は、コタキナバルでおいしいバクテーを探そうと思い街を散策。
見つけたのは「SIN KEE BAH KUT TEH(新記肉骨茶)」というお店。
(後で聞いたら、コナキタバルでは安くておいしいと評判の店だったのですが)
味はとにかく美味しい!スープも無料でおかわりできました。
マレーシアに来たら絶対食べたほうがいいです。
バクテー自体はポピュラーな料理なのであちこちで食べる事ができます。肝心の料理の写真は撮りわすれなので検索して探してみてください^^;


食後はホテルへ。やっぱり夜の一人歩きは自重したほうがいいですね。

次回は、最初の目的であるカアマタン(収穫祭)です。

アジアイロ雑貨店+Matahari+

http://aziairo.com

松阪牛で有名な三重県松阪市にあります。
ガラスビーズ、トンボ玉、天然石もたくさんあります。
オリジナルのアジアン雑貨を自分で作りたい!という方には店舗でのアクセサリー講習もしています。
バッグ、キッチン用品、インテリアグッズ、小物、トップス、履物、籐製品などなど、小さいお店ですが所狭しと商品を並べています。カリンバなどのアジアン楽器も置いてます!